つい気になってしまう足跡機能の不安

今や日本でもっとも熱いSNSともいえる インスタグラムですが、意外とその機能については、知られていない部分も多いでしょう。インスタグラムには検索機能があり、気になるアカウントを探して、投稿写真を見ることができますが、たとえば知り合いなどを検索してプロフィールを見に行った場合、相手には自分が検索したことがバレるのでしょうか。

インスタグラムに足跡機能はあるのか？

芸能人などの名前で検索をする人は非常に多いですから、こういったことを気にする必要はありませんが、直接の知り合いなどを探した場合は、相手に気付かれるのかどうか、気になるものです。

SNSによっては、足あと機能があるため、検索をして相手のページを参照すると、誰が見に来たのかが知られてしまうことも多くあります。また、足あと機能がついていないTwitterなどの場合も、何度も相手のプロフィールを参照すると、見に行った人のアカウントが、おすすめアカウントとして、相手に表示される場合があります。

インスタグラムには、そもそも足あと機能がついていないため、訪問者のアカウントを調べる方法がないといわれています。もしも知り合いなどのアカウントを調べて、プロフィールページをのぞいたとしても、相手はそのことにまったく気が付かない、というわけです。

気をつけておくべきこと

しかし、インスタグラムにはいいねを送る機能がついており、これを利用した場合には、相手から自分のアカウントを確認できるようになってしまいます。いいねをしてくれた訪問者については、ユーザーがチェックできるようになっていますので、もしも投稿に対していいねをしてしまうと、自分のアカウントがバレてしまうのです。

また、当然ですが投稿に対してコメントを残した場合も、誰から送られたコメントなのかが判別できてしまいます。もちろん、アカウント自体をフォローした場合にも、誰がフォロワーになったのかは、簡単にチェックが可能です。

つまり、相手にバレること無くプロフィールページを参照するためには、いいねとコメント、フォローといった機能を使用しないことが重要となります。ただ検索をして見に行く、というだけであれば、現時点では相手に自分のアカウントが知られることはない、というわけです。

ストーリーに潜む足跡機能

普通の投稿を閲覧するだけであれば、とくに何も気にしなくても、バレることはありませんが、ストーリーやダイレクトメッセージの閲覧、ライブ動画の視聴を行った場合、足あとが残るといわれていますので、注意をしましょう。

ストーリー機能とは、写真などをスライドショー形式で投稿できる機能であり、投稿後24時間経過すると、自動的に削除されるというものです。一時的な情報発信が行いたい場合、多数の写真を一回の投稿でアップしたいときなどに、便利な機能だといわれています。

このストーリー投稿は、限定したユーザーにのみ公開することも可能ですが、相手を問わずすべてのユーザーに対して公開もできます。そして、ストーリーを公開した人は、その投稿を誰が再生したのかを、すべてチェックすることも可能なのです。フォロー関係にある相手だけでなく、通りすがりのアカウントも一覧に表示されますので、もしも相手にバレずたくないという場合は、ストーリーの再生を行わないように気をつけましょう。

また、ストーリーと同様に、ライブ配信についても、視聴すると足あとが残り、相手に自分のアカウントが知られてしまいます。配信者は、ライブ配信中に視聴をしている人のユーザーネームを見ることができますし、配信が終わった後には、視聴者のアイコン一覧が表示されます。ユーザーネームの表示も、アイコンの一覧も、すべての視聴者が表示される、というものではないようです。芸能人の配信など、数多くの人が視聴するライブ配信なら、自分のアカウントがチェックされる可能性は低いかもしれません。逆に、数人しか視聴者がいないようなケースだと、高確率でサムネイルが表示されてしまうでしょう。

通常の投稿を見るだけであれば、足あとなどを参照されることがないので安心ですが、ストーリー配信やライブ配信を視聴すると、足あとが残ったり、サムネイルをチェックされるため、よく注意をしましょう。

おすすめ対策とは？

絶対にバレたくないが、ストーリーやライブ配信も視聴したい、そんな場合には普段使用するアカウントとは別のアカウントを用意しておくと良いかもしれません。インスタグラムのアカウントは一人一つまでと決まっているわけではありませんので、実際に複数のアカウントを取得し、使い分けているという人も多くいます。メインに使用しているアカウントでなければ、もしも知られてしまったとしてもダメージが少ないですし、気になるようなら一旦アカウントを捨てて、再び新規に作り直すこともできます。

また、複数のアカウントの切り替えが簡単にできる、マルチアカウント機能を持つ公式のアプリも存在しています。こうしたアプリを利用すれば、メインのアカウントと、シークレットに使用したいアカウントを簡単に使い分けることができるでしょう。